診断と治療の必要性について

こんばんは。

明日から4月ですね。気分も新たに新年度のスタートです

さて、

当ブログを読まれている方の中にも、もしかしたらご経験がある方もいらっしゃるかも
しれません。自身でなくても家族や身近な方が経験されたことがあるかもしれません。

今回はそんな話です。




例えば、ほぼ同時期に2つの歯科医院を受診したとします。

A歯科医院では

治療の必要性を感じないニュアンスで「虫歯はありませんよ。」と説明を受けた。

B歯科医院では

治療の必要性が伝わるニュアンスで「虫歯がいくつかありますよ。」と説明を受けた。

これ、どっちを信じたらよいのか 


A→Bの順で受診をした場合、患者さん側の受け止め方としては

“ 虫歯をそのままにしておくA歯科はどうなの?? B歯科の方が正しいよね?! ”

“ 虫歯ないって言われたのにいくつかあるってどういうこと?? ホントに虫歯なの ? ”


困りますよね? 


こうした状況は「初期虫歯」や「要注意歯」という診断下において時々あります。

どういう訳かと言いますと、、


ごくごく初期の虫歯であれば、今後のお手入れ(ちゃんとしたブラッシング)によっては進行を防げるケースも多々ありますので、
急いで治療を開始する(削ったりする)必要性はありません。

これは決してこのまま放置していいですよって意味ではなく、必ず経過観察が必要となります。

つまり、A歯科医院は虫歯は見逃したわけではなく

虫歯はありませんよ = 今、急いで治療する必要はなく、ちゃんとしたお手入れによっては進行を防げますよ!

という解釈です。


B歯科医院で虫歯があるという指摘も実は正しく、決して健全歯を虫歯と診断しているわけではなく、
患者さんの予防意識レベルや歯並び等の関係で清掃が難しい部位に初期虫歯が集中しているケースであれば、治療の介入は今が妥当と判断
されると、虫歯がありますよ(=治療が必要ですよ。)という伝え方になるのかと...。




整理しますと、、、


診断名が同じでも治療するか?しないか?は、その先生の考え方に裏付けられて
“こうした方がよい” と、説明のニュアンスに差がでてしまうのは事実であります。

ちなみに私の場合も似たり寄ったりですが、患者さんのご年齢、部位、歯並び、検診の有無、ブラッシング状況などなど、総合的に判断しています。

歯は極力削らない方がよいですので、基本的には「可及的歯質保存」の考えで対応していますが、
例えば妊婦さんはこれから出産や育児を控えていますので、痛くなければ歯医者への受診が長期間遠ざかる事もあったりと、
皆様、ご事情もあります。

つまり、

今、治療をする?しない? の基準は「どちらの選択に優位性があるか?」 を考えて
お伝えすることになります。

その上で治療するかしないかは患者さん自身が決定することですので、歯科医の話を素直に聞いて治療受けるのも良し、
受けないのも良しです。

診断は診断、治療への考え方はまた別です。


上記、A歯科医院、B歯科医院の例は、我々歯医者側にも説明能力やコミュニケーション能力がありますので、

えっ  と思ったときには、結論を急がずに
納得するまで聞いてみるのもよいかと思います。

セカンドオピニオンという受診もあります。


長くなりましたが、多少なりともご参考になれば幸いです 










 










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